放射線治療

放射線治療とは

一般に悪性腫瘍の治療法としては、①外科的手術、②化学療法(抗がん剤)、③放射線治療の3つが軸になります。放射線治療はその名前の通り、放射線を用いて悪性腫瘍の治療を行います。
放射線治療は、正常細胞よりも悪性腫瘍細胞の方が放射線に対して感受性が高いことを利用して、患部に放射線を照射することで、悪性腫瘍細胞に大きなダメージを与えます。

使用装置

VARIAN社 Tribgy(トリロジー)

全体の流れ・所要時間

1.診察

まず、放射線科医の診察を受けていただきます。この診察で放射線治療を行うことが適切かどうか、どのような効果が得られるかについて、今までに受けた治療や検査の結果を十分に踏まえて検討し、治療方針を決定します。

2.治療計画

放射線を照射する位置や照射野(放射線を照射する範囲)を決定するため、CTを用いて病巣の位置を特定します。得られた画像から、放射線をどのように照射するのか、どれぐらいの量を何回に分けて照射するのかを検討します。
三次元表示が可能なコンピューターを用いてさまざまな角度から病巣の位置を確認することで、治療に最も適した照射角度と照射野を決定することができます。患者さん一人一人の治療目的や照射する部位・範囲に合わせて、最適な放射線治療計画を決定します。

3.放射線治療

毎日照射を行う場合は、皮膚や固定具の表面に照射野の印を付けます。また、IGRT(画像誘導放射線治療)により照射の位置決め精度が向上し、より確実に同じ場所を治療できるようになりました。
1回の治療時間は治療方法によって変わりますが、通常は15分程度、実際に放射線が照射されている時間は数分です。基本的に1日1回、週に5回の照射を行います。病気の種類や状態によって異なりますが、治療期間は5週間~7週間です。放射線治療中は痛みを感じることはありません。

4.治療期間中の診察

日々の患者さんの状態は、看護師や診療放射線技師が確認し、週に1回、医師の診察を受けていただきます。必要に応じて、副作用に対する治療や今後の治療方針に変更が必要かなどを検討をします。

注意事項

放射線の副作用は照射した部位や線量によって、また治療を受ける方の放射線に対する反応によって異なります。ご心配な点などございましたら、お気軽にスタッフまでご相談ください。

Q&A