検体・遺伝子グループ

グループ内の検査担当は2カ月ごとにローテーションするため、幅広い検査知識、精度管理技術、機器保守管理技術が求められます。

効率的なシステム構築

検体の搬送や測定といった単純な作業はできる限り自動化することで、自動化できない業務に技師の技術や労力を生かすことができます。検査所要時間(TAT)をリアルタイムでモニタリングし、迅速な結果報告を実現しています。

生化学・免疫血清検査

およそ100項目を扱い、約700件/日の検査データを迅速かつ正確に提供するため、搬送ラインを導入して多数の項目を短時間で処理しています。検査システムと技師の目で異常データを確認します。日々の精度管理や機器保守管理も重要な業務です。

血液検査

自動で血球計数検査を実施後、塗抹・染色された標本を鏡検します。異常所見があった場合は、資格を持つ専任技師が疑われる疾患や関連検査の推奨などを医師に連絡、電子カルテに記述します。検査室から臨床に出て骨髄穿刺の補助、標本作成、鏡検を行います。

遺伝子検査

2019年に遺伝子検査室を整備し、厚労省認定の先進医療や肝炎ウイルスのリアルタイムPCR、シーケンサを用いたSNP解析などを行い、診断・治療に貢献するために日々努めています。患者さんに遺伝子検査の説明を行い、診療支援を行っています。

これらの業務を9名程の人員で行っているため、お互いにフォローし合い、密にコミュニケーションを取って仕事をしています。