医療法人豊田会 刈谷豊田東病院

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部門紹介

診療部

外来は内科(消化器、腎臓、糖尿病、循環器、呼吸器)、整形外科、脳神経外科、リハビリテーション科の診療をそれぞれの専門医が担当しております。また、上部消化管内視鏡検査も行っております。入院は医療依存度の高い患者さんが多いため、持続点滴・経管栄養・酸素吸入などの治療を行っております。
外来・入院中の方の医療に対応できるよう全身CT撮影装置、超音波エコー装置をはじめ基本的な医療機器や薬剤を取り揃えています。

診療風景と医療機器
診療風景                        医療機器

診療技術室

リハビリテーション科

リハビリテーション科は、西棟・東棟それぞれの1階にリハビリテーション室を構え、理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)がチームとなって訓練に取り組んでいます。
急性期病院から転院し引き続きリハビリが必要な重度の患者さんが多く、具体的に「これからどこで誰とどんな生活をしていくのか」を考えながら、評価に基づいた目標を設定し、訓練を進めています。
月2回の刈谷豊田総合病院(本院)リハビリテーション科部長を交えた定期的なリハビリカンファレンスをはじめ、情報交換や検討の場を頻回に持ち、リハビリの量や内容、目標の見直しをしています。また、さまざまな研修会への参加や、学会発表などにより、常に質の高いリハビリを提供できるように努力しています。
患者さんの能力を生かした日常生活動作(ADL)が病棟や自宅で行われるように、病棟スタッフやご家族との連携を重視しています。
自宅に退院される患者さんについては、医療ソーシャルワーカーらと協力し、自宅を見せていただく「家屋評価」を実施し、退院後の生活を想定した住宅改修案や福祉用具の紹介などのアドバイスを行っています。他職種とチームを組み、患者さんの生活状況に応じたリハビリが提供できるよう心がけています。

理学療法 (PT)
荷重免荷装置を使った歩行訓練

起居動作や立ち上がり、歩行など基本的動作能力の獲得・改善を目標として実施しています。患者さん一人一人の必要性に応じて、屋外歩行や階段昇降などの応用動作も行います。 重い症状の患者さんに対しても、病棟スタッフとともに車いすの乗車時間を増やすよう努めています。車いすやベッドの上で楽な姿勢で過ごせるよう、ポジショニング(良肢位保持)の検討も行っています。

作業療法 (OT)
座位訓練の様子

食事動作やトイレ動作、整容動作などの日常生活動作(ADL)の向上を目指しています。ADLに必要な身体機能訓練を行いながら、実際のADL訓練を同時に進め、病棟や自宅でも行えるようにしていきます。高次脳機能障害や緩和ケアのリハビリも行っています。

言語療法 (ST)
摂食嚥下訓練

言葉をうまく話せない、または理解しにくい方の言語訓練を行っています。一人一人に合わせたコミュニケーション手段を考え、周囲の方と円滑にコミュニケーションが取れるよう援助しています。
また、ろれつが回らず、発音がしにくい方の構音訓練も行っています。また、飲み込む力(嚥下)が弱い方に対しては摂食・嚥下訓練を行っています。必要な方は嚥下造影検査や嚥下内視鏡検査を行い、食物形態や食べる時の姿勢を調整しながら、より安全に楽しく食べられるようサポートしています。

薬剤科

薬剤科では、調剤、服薬指導、医薬品情報の提供などの業務にあたっています。外来では糖尿病患者さんに対して薬剤師が血糖自己測定指導を実施し、また入院患者さんの薬学的管理を行い、医薬品の適正使用に努めています。

臨床検査科

臨床検査科では生化学検査・血液検査・尿検査と患者さんと直接接する心電図検査・心エコー検査・肺機能検査・ABI・24時間心電図・24時間血圧を行っています。刈谷豊田総合病院と同じ検査システムが導入されており、検査データは共有化されているため、刈谷豊田総合病院を受診された際にも当院の検査データがすぐに確認できます。

放射線技術科

放射線技術科では患者さんに検査が必要になった場合、CT装置・超音波装置・X線透視装置・一般撮影装置・ポータブル装置を使用し、早期診断への手助けをしています。また、撮影画像は刈谷豊田総合病院と共有できるPACSシステム(電子化された画像の管理・保管)を導入しています。

栄養管理グループ

栄養管理については、管理栄養士が入院患者さんの栄養管理計画書を作成し、栄養ケアの実施および摂食不良の方、嚥下障害を持つ方などの栄養状態の維持・改善のサポートを行っています。また、外来および入院患者さん、透析患者さんには、医師の指示に基づいた栄養指導も行っています。

臨床工学科

医療機器管理業務

臨床工学科で定期的に医療機器の保守点検を行い、適正に使用できるよう一元管理しています。
また、院内の医療機器の使用状況を把握しています。
医療機器の使用に関するスタッフ向けの勉強会も定期的に行っています。

              
血液浄化業務

血液透析業務では、医師や看護師をはじめ他職種と連携し、開始から回収まで血液透析治療の全般に携わっています。
特に穿刺時やシャント評価、経皮的血管拡張術時においては、臨床工学技士が超音波画像診断装置を用いることでシャント管理に大きく貢献しています。
腹膜透析業務では、在宅遠隔モニタリングをもとにスタッフカンファレンスを行い、治療の把握をしています。

              
内視鏡管理業務

医師や看護師と共に内視鏡を用いた検査・治療の介助業務を行っています。
また、使用後のスコープの洗浄業務も臨床工学技士が行っています。

              
在宅医療機器関連業務

在宅で使用される医療機器が適切な環境で安全に使用されているか、定期的なご自宅への訪問同行の際に確認を行っています。

看護・介護部

看護・介護部長
瀧本 恵美

私たちは、患者さん、ご家族の皆さんの思いに寄り添うことを大切に看護・介護を実践しています。患者さんのニーズを尊重し、「この病院を選んで良かった」と感じていただけるような看護・介護の提供を目指します。
そして、地域の皆さんが安心して暮らしていけるよう、看護・介護部一丸となり活動してまいります。

看護・介護部理念

社会の変化に伴い、その時代に応じた看護と介護を提供します。

看護・介護部方針

地域に信頼され「この病院を選んでよかった」と感じていただける看護・介護部を目指します。

看護・介護部行動方針

患者・家族の皆さまの思いに寄り添ったケアの提供
  • いつでも、どこでも、誰にでも、笑顔で丁寧に対応します。
  • 人間の尊厳および権利を尊重し、安全で安心できるケアを提供します。
  • 確かな知識と技術のもと、患者・家族の皆さまのさまざまなニーズを尊重した個別性のあるケアを提供します。
  • 地域の保健・医療・福祉関係者を連携し、安心して地域で療養できるように支援します。
  • 安全な透析医療の提供と、療養生活の支援をします。
人材育成
  • 職員個々が、キャリアプランに沿って自己啓発・自己研鑽に励みます。
  • 多職種連携の中で、コーディネーターとしての役割を自覚し、実践できる職員を育成します。
  • 社会の変化および地域のニーズに対応できる職員を育成します。
  • その人らしい、いのちの在り方をともに考え、患者・家族の皆さまの思いに寄り添える職員を育成します。
職員の満足
  • 一人一人がセルフエスティーム(自己重要感・自己有能感・自己好感)を高く保ち、やりがいをもって仕事をします。
  • 看護職、介護職がお互いを尊重し合い、協働する中で、それぞれの専門性を発揮します。
  • 職員個々が生涯にわたり健康で安全に働き続けられる働き方と、個人の多様な属性などに応じた職場環境づくりを推進します。

看護・介護部の活動

安全で快適な療養環境の提供
  • 5S(整理・整頓・清掃・整備・躾)
  • 院内感染防止対策
  • リスクマネジメント
  • 個人情報保護
  • 身体抑制解除に向けた代替ケアへの取り組み


患者・家族の皆さまのニーズに基づいたケア
  • 個別性のある看護介護ケアの提供
  • 離床の推進
  • 多職種との情報共有と連携
  • 患者・家族の皆さまの気持ちに寄り添ったコミュニケーション
  • ADL向上の推進


レクリエーションの充実
  • 秋祭り、クリスマス会などの季節の行事
  • 病棟レクリエーション(風船バレー、習字、貼り絵など)


チーム医療の推進
  • 褥瘡予防対策と褥瘡ケアチームの活動
  • 栄養サポートチームの活動
  • 認知症ケア認定看護師によるラウンド
  • 摂食・嚥下障害看護認定看護師によるラウンド
  • 感染対策チームによるラウンド
  • 緩和ケアチームによるラウンド
  • 倫理カンファレンスの開催
  • ACP意思決定支援カンファレンスの開催


在宅復帰支援
  • 地域包括ケア病床における退院支援に関する
     多職種カンファレンスの開催
  • 在宅ケアのアセスメントと退院指導の実施
  • 必要な在宅サービスの相談、紹介
  • 関係医療機関・施設スタッフとの退院前カンファレンスの開催



終末期ケアの充実
  • 患者・家族の皆さまの意向を尊重したケアの提供
  • 状態や嗜好に合わせた食事形態の工夫
  • 入浴、シャワー浴など清潔への配慮
  • 療養環境の整備
  • ご家族の希望や心配事への対応

看護・介護部の人材育成の考え方と方針

求められる人材像 自ら何ができるか何をすべきか考えられる人 看護・介護職員が互いにチームワークを重視し、協調性を持って仕事ができる人 健全な組織人として行動できる人 目指す姿を明確にしあるべき姿を学べる人 柔軟な考えを持って対応できる人

看護・介護部教育体制

新入職者教育
  • プリセプター制度を導入し、新入職者個々の能力に合わせたOJT教育を行っています。
     部署スタッフ全員で、新入職者を支援しています。
現任教育
  • クリニカルラダー制度を取り入れています。
  • e-ラーニングによる教育研修を開催しています。
  • 教育委員会が看護・介護部の目標に沿った年間教育計画を立て、研修を開催しています。
キャリアアップのための学習支援
  • 学会および院外研修に参加するための参加費、交通費を支援する自己研修制度があります。
  • 院内認定看護師制度
     刈谷豊田総合病院認定看護師による研修を受講し、その分野において高度な知識と技術、
     アセスメント能力を持つ看護師を育成します。
  • 専門看護師・認定看護師・看護師特定行為研修への参加を支援します。
教育体系図

詳細はこちらをご覧ください。

透析センター

2002年5月1日に開設しました。
54床の透析ベッドを擁し、安全で質の高い透析医療を提供することを目標に、透析導入後の維持透析を行っています。 専門医・看護師・臨床工学技士・看護助手・薬剤師・管理栄養士・医療ソーシャルワーカーなどで構成されたチームが協力し合い、 患者さまの安全・安楽・自立を念頭にそれぞれの分野から日常生活を送るうえでの自己管理ができるよう、ともに考えながらサポートをしていきたいと日々頑張っています。
緊急時は、刈谷豊田総合病院と連携し、入院治療なども迅速に対応しています。また、当院での療養・リハビリ・レスパイト目的入院が可能となっています。

診療風景と医療機器

血液透析スケジュール

月・水・金、火・木・土コースともに、午前午後の2クールの透析治療を行っています。
※夜間透析は行っておりません

診療風景と医療機器

送迎について

通院困難な血液透析患者さまのために、送迎バスを無料でご利用できます。
※対象:ご自身で送迎バスに乗り降りできる方のみです。

 

腹膜透析診察日

診療風景と医療機器

医療体制

豊田会の透析医療は、急性期から慢性期まで役割分担し、幅広く診察を実施しています。

医療福祉室

医療福祉相談

当院では、病気やケガなどによって生じる不安や心配ごとについて、社会福祉士が皆さんのお話をよく伺いながら、社会福祉の立場から一緒に考え、解決のお手伝いをいたします。
次のような場合にご利用ください。

  • 介護の悩み
  • 退院後の療養生活について心配
  • 家族の悩み
  • 医療費や生活費など経済的な悩み
  • 介護保険について知りたい
  • 身体障害者手帳など福祉制度について知りたい

など

入院相談

当院への入院を希望される場合のご相談に応じます。皆さんのお話をよく伺い、当院の入院基準に該当する方は入院申し込みの手続方法などのご案内、入院までの支援をいたします。
また、当院は入退院支援加算1を算定しており、各病棟に専任配置されている社会福祉士・看護師が協同して入院初期の段階から退院後の療養生活を支援いたします。

ご利用を希望される場合

面接相談を希望される方は、電話でご連絡の上、医療福祉室にご来室ください。電話でのご相談も受け付けております。

受付時間

月~金曜日 8:30~16:30
TEL (0566)62-5257(医療福祉室直通)

場所

東棟1階(医療福祉室)