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臨床検査技師を目指す方へ

ごあいさつ

mt-01

「進取の精神」を発揮して

臨床検査・病理技術科では、検査技師の活動範囲が、検査室内での検査業務からチーム医療や診療支援サービスへとシフトしていく中で、専門分野だけでなく医療人スキルも含めた人材育成を組織全体で進めています。
また、様々なニーズを先んじて捉える「進取の精神」をもって、新しい検査技術を積極的に取り込む体制が根付いていますので、いろいろな経験をしながら自分を成長させることができる職場です。
同じ目標に向かって、皆さんと一緒に働けることを心から楽しみにしています。

臨床検査・病理技術科部長 大嶋 剛史

グループ紹介

  • グループ内の検査担当は2カ月ごとにローテーションするため、幅広い検査知識、精度管理技術、機器保守管理技術が求められます。

    効率的なシステム構築

    検体の搬送や測定といった単純な作業はできる限り自動化することで、自動化できない業務に技師の技術や労力を生かすことができます。検査所要時間(TAT)をリアルタイムでモニタリングし、迅速な結果報告を実現しています。

    生化学・免疫血清検査

    およそ100項目を扱い、約700件/日の検査データを迅速かつ正確に提供するため、搬送ラインを導入して多数の項目を短時間で処理しています。検査システムと技師の目で異常データを確認します。日々の精度管理や機器保守管理も重要な業務です。

    血液検査

    自動で血球計数検査を実施後、塗抹・染色された標本を鏡検します。異常所見があった場合は、資格を持つ専任技師が疑われる疾患や関連検査の推奨などを医師に連絡、電子カルテに記述します。検査室から臨床に出て骨髄穿刺の補助、標本作成、鏡検を行います。

    遺伝子検査

    2019年に遺伝子検査室を整備し、厚労省認定の先進医療や肝炎ウイルスのリアルタイムPCR、シーケンサを用いたSNP解析などを行い、診断・治療に貢献するために日々努めています。患者さんに遺伝子検査の説明を行い、診療支援を行っています。

    これらの業務を9名程の人員で行っているため、お互いにフォローし合い、密にコミュニケーションを取って仕事をしています。

  • 輸血検査・一般検査・採血業務・糖尿病療養指導などを行っています。患者さんと接する機会が多く、ホスピタリティーが求められるグループです。

    輸血検査

    血液製剤の管理や輸血検査、臨床への製剤供給など院内の輸血業務を担っています。輸血の患者情報や血液製剤の情報はシステムで管理され、I&A認定施設として安全で適正な輸血療法が実施できるよう努めています。輸血検査は主に全自動輸血検査装置を導入しており、血液型の再検査や不規則抗体同定検査は技師が試験管法で検査を行います。
    (I&A:適切な輸血管理が行われている施設を保証する資格)

    一般検査

    尿・便・体腔液・精液などを取り扱います。尿沈渣は全自動尿中有形成分分析装置を用いており、異常所見がある場合や医師による目視依頼がある場合は、技師が標本作成、鏡検します。尿中異型細胞は悪性細胞の早期発見につながり、臨床的に大きな意義をもたらします。異型細胞を認めた際は病理部門と連携・協議した上で、医師に連絡し細胞診検査の追加を推奨しています。

    採血業務

    中央採血室での採血業務が円滑に進むよう管理しています。中央採血室にはWEBカメラが付いており、検査室からモニターを通じて中央採血室の状況や患者さんの待ち人数が分かります。外来の採血患者数は多い時で500名を超えるため、モニターの情報から採血技師の人数調整を行い、患者さんの採血待ち時間短縮に努めています。

    糖尿病療養指導

    自己血糖測定器の患者説明や糖尿病チームの一員として教育入院の患者指導を行っています。糖尿病療養指導士が数多く在籍しており、専門性の高い療養指導が実現できています。
    教育入院では多職種と密接な連携を保ち、専門性を生かしたチームアプローチができるよう努めています。

  • 2023年度に新設されたグループです。
    主に救急外来(ER)に常駐し、医師や看護師など他職種と協働して、臨床検査業務や診療支援業務を行っています。

    臨床検査業務

    検査前準備や各種検体採取、静脈路確保、電解質液のルート作成、POCT(血液ガス、血糖)、心電図検査、心エコー補助業務などを行っています。         
    また、ERでの迅速な結果送信や追加検査など各種問い合わせのプラットホームとしての役割も果たしています。

    診療支援業務

    動脈採血など各種処置の介助やバイタル測定、患者さんの搬送や移動、緊急時の輸血製剤搬送や認証、物品補充、情報取り込みなど、臨床検査以外の業務も行っています。

  • 主に病理医が診断するための標本作製業務や細胞診スクリーニング業務、病理解剖の介助業務を担当しています。
    検査の自動化が困難な分野ではありますが、一般病院では初となる自動スクリーニング支援装置(Thinprep Imager)の導入など、業務の合理化・効率化にも積極的に取り組んでいます。
    また、局所排気装置を使用した労働環境の整備や毒劇物の一元管理も行っています。
    薄切や細胞診スクリーニング等は技術習得が大変ですが、その分やりがいがあり、熟練技師から新人技師まで日々切磋琢磨しながら頑張っています。

    自動スクリーニング支援装置
    (Thinprep Imager)

    組織標本作製業務

    切り出し

    内視鏡や手術で摘出された臓器を標本化するために必要な部分を選択します。病理医の補助をしながら切り出し技術を習得します。

     

    包埋

    切り出しした組織をパラフィンに入れて固め、パラフィンブロックにします。次に行う薄切で薄切面が出やすいように丁寧に組織検体を固めます。

    薄切

    パラフィンブロックから2~3μmの薄さの切片を削り、スライドガラスに載せます。検体の取り違えがないようにバーコード管理をしています。早くきれいな標本作製のためには訓練が必要です。

    染色

    主な染色は自動化されており、一部用手法で行っています。毎日内部精度管理を行って、診断可能な標本作製に努めています。

    細胞診業務

    細胞診検体処理

    液状化細胞診検体(LBC)や尿、体腔液などの検体を適切に処理して顕微鏡で観察できるよう標本作製を行います。正確な診断ができるように性状や検体量によって処理方法を変える工夫をしています。

    スクリーニング

    健診や婦人科のLBCは自動スクリーニング支援装置で解析後専用の顕微鏡を用いて診断します。見落としがないよう細胞検査士2人でスクリーニングし、結果報告をしています。疑わしい細胞があった場合は細胞診専門医に結果報告します。

    ~配属後の流れ~

    <配属1年目>
    組織検査業務全般と細胞診の検体処理技術を習得します。教育担当者を中心に先輩技師が教育計画を作成し、丁寧に指導します。また、細胞検査士資格取得のための勉強も並行して行います。

    <配属2年目>
    病理の業務経験が1年を超えると、細胞検査士資格認定試験を受験することができます。10月に1次試験、12月に2次試験があります。資格取得に向けて病理技術の自己研鑽と共に、グループ一丸となって教育計画を立案し、後押しします。頑張り次第では、最短配属2年目での資格取得も可能です。

  • 心電図、呼吸機能など主に患者さんに接する検査を行っています。
    循環生理、神経生理、健診業務のチーム制にすることで、各分野のスペシャリスト育成に取り組んでいます。

    循環生理チーム

    主に心エコー、ホルター心電図検査を行っています。
    心エコー検査は、当院独自に開発したレポート作成システムを導入しており、高い効率性と充実した教育に特化したシステムです。当院は、第3次救急病院であるため様々な症例を経験します。さらに、研修医に対し超音波検査の技術研修も行っています。日々の業務で磨いた知識と技術をもって研修を行い、臨床貢献をしています。

    神経生理チーム

    主に脳波、NCS(神経伝達検査)、術中モニタリング、PSG検査を行っています。
    術中モニタリングでは、脳外科・整形外科・循環器外科領域の手術で、患者さんの神経機能障害(運動麻痺・聴覚障害など)を防止するため、手術室で検査を行っています。手術室スタッフと連携し、チーム医療の一員として活躍しています。
    PSG検査は、睡眠時無呼吸症候群の判定を行う精密検査です。検査技師が夜間の睡眠検査から結果解析業務まで担当しています。専門医とのカンファレンスに参加し、結果判定と治療方針決定の支援を行っています。

    健診業務チーム

    検査から成績表作成までの業務を行っています。
    健診受診者数は、1日100名程で、心電図、聴力、肺機能、ABI、眼底カメラ・眼圧検査を行っています。
    成績表作成工程では、検査結果と医師や技師の所見に不整合が無いか最終チェックする役割を担っています。

  • 微生物検査は近年急速に機械化が進んでいますが、他の分野と比較してまだまだ技師の力量に検査結果が左右されやすい領域です。そのため資格取得や学会発表等に積極的に取り組み、個々のスキルアップを欠かさず日々業務に励んでいます。

    塗抹検査

    グラム染色は抗菌薬の選択に関わる重要な検査です。研鑽を積んだ技師が鏡検することで感染症の起炎菌を推定することができ、使用抗菌薬の適正化に貢献しています。医師や薬剤師と供覧することもしばしばあります。

    培養・同定検査

    一晩分離培養した後、発育したコロニーを釣菌基準に基づき同定していきます。質量分析装置を活用することにより、従来よりも1日早く菌名報告が可能となりました。

    薬剤感受性検査

    昨今問題となっている耐性菌を見逃さず、迅速に報告する体制を整えています。耐性菌検出時には電子カルテ内の病棟マップに接触感染対策のマークを表示し、リアルタイムに感染情報を反映しています。

    遺伝子検査

    結核・COVID-19・多剤耐性菌などの院内感染対策上重要な遺伝子検査を実施しています。また多項目迅速遺伝子検査も導入しており、重症感染症における網羅的な原因微生物の検出が可能になりました。

    チーム医療への参画

    抗菌薬適正使用支援チーム(AST)および院内感染対策チーム(ICT)における情報発信源として、臨床に必要とされる検査結果を正確かつ迅速に提供しています。ICTの病棟ラウンドや医師・薬剤師・看護師・検査技師の4職種で毎朝行うASTカンファレンスも重要な業務です。

教育体制

〜能力に合わせたさまざまな教育を行います〜

科内の基本的教育訓練計画に基づき、新人教育・社会的教育・専門教育などを行っています。若いスタッフには幅広く臨床検査部門を経験してもらうよう2〜3年でのグループローテーションを目標として、中堅者には適正を判断し中〜長期間での配属を行っています。科内勉強会は毎月行われ、院内CPCや乳腺カンファレンスなど他部門との合同カンファレンスも行っています。

新人教育

全人教育

医療人としての倫理・接遇・組織についての教育

総論教育

検査の流れ、チーム医療としての他職種との関わり、技師会活動への積極的参加、検査技師と患者さんとの関わりについての教育

専門教育

OJTによる技術指導、精度管理の基礎、科内勉強会による教育

社会的教育

接遇教育

社会人としてのマナー・言葉遣い・挨拶・礼儀・電話対応などの教育

管理運営

医療保険制度・医療改革・リスクマネジメントなどの教育

専門教育

学会・研修会

定期学会出張、各種研修会参加、学会発表、講演、論文発表などの奨励・指導

メンテナンス教育

OJTによる技術指導・学術団体・メーカーによる講習

認定技師育成

OJT・学術団体・メーカーによる各種認定技師取得への教育

実践教育

科内の各グループによるOJTでの技術指導、データ判読・精度保証に関する教育・勉強会など

スタッフ構成

  • mt-14-2
  • mt-15-1

出身校

大阪医療技術学園専門学校、香川県立保健医療大学、金沢大学、北里大学、岐阜医療科学大学、九州大学、京都大学、群馬大学、神戸大学、修文大学、信州大学、鈴鹿医療科学大学、中部大学、天理医学技術学校、東北大学、名古屋大学、藤田医科大学、四日市看護医療大学(五十音順)

先輩からのメッセージ

2014年入職

  • 私たちの仕事は、迅速に正確な検査データを報告することはもちろん、その先にある患者さんの健康に貢献していくことです。また専門性を高めることで、他職種と連携しながらチーム医療に参画する機会が増えています。そのためには多様な知識と技術が必要なため、日々学会発表や資格取得など学術活動に励んでいます。新しい発見や学びは、自身のモチベーションにもつながります。

  • 検査科は、何事にも前向きに取り組む姿勢、新しい事に進んで挑戦する精神、若手技師にもチャンスを積極的に与えてくれる環境があります。臨床検査技師としての専門的な技術はもちろん、社会人として学ぶ事も多い環境だと感じています。加えて、どんな時も支え合い、見守ってくれる温かい雰囲気があります。

  • 忙しい業務の中でも、尊敬する先輩やお互いに刺激しあえる同期、後輩と充実した日々を送っています。皆さん、私たちと一緒に働きませんか。共に切磋琢磨しあえる仲間を心待ちにしています。

2018年入職

  • 先進的な医療機器を備え、救急医療やがん診療などの高度な医療を提供している地域の中核病院への憧れと、経験を積む機会を積極的に与えてくれる職場環境の中で臨床検査技師として成長できると感じ入職を決めました。

  • 社会人としての基礎から日常業務まで先輩が丁寧に指導してくださり、今まで気づくことができなかった自分の弱点に気づくことができ、それを意識して業務に臨むことで、日々の成長を感じることができました。また、一緒に働くスタッフの明るい雰囲気やプライベートにも全力な姿が働くモチベーションになりました。

  • 感染制御グループに所属し、培養・同定検査などに加え、午前中は採血業務も行います。
    午後は塗抹・感受性検査などを行います。
    また、COVID-19PCR検体の採取業務が開始され、検体採取から検査の実施、結果送信までを担っています。

  • より多くの知識を日常の検査業務に活かし、患者さんや病院に貢献できる臨床検査技師を目指しています。また、愛知県の微生物検査に貢献するべく、研究員の班員として精力的に活動しています。現在はスキルアップの一環として認定臨床微生物検査技師の資格取得に向け、学会発表や技術習得に日々励んでいます。

  • 常に最先端の医療を求める精神や効率的な業務体制を目指す姿勢、そして志の高い先輩や向上心のある後輩とお互い刺激しあえる雰囲気が、自分を大きく成長させてくれる職場だと思います。共に成長していける後輩との出会いを心待ちにしています。

キャリア形成

2010年入職

  • 私は入職してから7年半感染制御グループに配属され、その後病理グループに異動、現在は二児の母として育児をしながら再び感染制御グループにて院内全体の感染制御に携わる業務を行っています。
    学術面では、2年目には学会発表へ毎年取り組むようになり、2級臨床微生物技師の資格を取得、5年目には愛知県臨床検査技師会の微生物部門研究班の班員として院内の活動だけでなく院外活動にも取り組むようになり、また、様々な講演会で講師として発表する機会も与えてもらいました。院内ではICTワーキンググループとして感染制御に関する活動が増え始め、検査科内だけでなく多職種との関わりを持つようになり、人間関係の構築にも努めました。ICT活動への興味が強まり面白さややりがいも感じるようになると、各種研修会への参加や業務時間外の勉学にも一層励み、学術発表や論文投稿など認定微生物検査技師の資格受験のための条件をクリアし、6年目に認定資格、翌年にICMTの資格を取得しました。
    その後結婚、2回の産休育休を経て復職し、復帰後3ヵ月は育児短時間勤務で働かせていただき、現在はフルタイムで働いています。育児との両立を目指す一方、初めは子どもの体調不良で急な休みを取ることも多く、限られた時間の中で思うように業務が進まず、産前と同じように働けないことに困惑しました。今では部署内のスタッフのサポートや、家族の協力のおかげで自身のモチベーションも上がり、ICTやASTの一員としてチーム医療に参画する機会や、システム関連作業、リーダー不在時の管理業務を行う機会が増えてきています。今後も育児を理由に全てを諦めるのではなく、時間の使い方を工夫して認定資格の維持のために学会等にもできる限り参加し、自身のステップアップと感染制御グループのレベル向上に努め、臨床に貢献していけるよう精進していきたいと思います。

    研究発表
     
    2011 中部医療学検査学会:当院における3年間のEscherichia coliの細菌学的統計
    2012 日本臨床微生物学会
    :cobas4800Systemを用いたChlamydia trachomatおよびNeisseria gonorrhoeae検出の検討
    2013 日本臨床微生物学会:BDフェニックスにおけるCLDM誘導耐性ブドウ球菌検出の有用性 ほか1件
    2014 日本臨床微生物学会:愛知県三河地区2施設におけるAmpC/ESBL識別ディスクの検討 ほか2件
    2015 日本臨床微生物学会:血液培養によるBrachyspira pilosicoliが検出された1症例 ほか2件
    2016 日本臨床微生物学会:CVカテーテル培養によりGranulicatella adiacensが検出された1症例 ほか2件
    2017 日本環境感染学会:当院における5年間の血液培養実施状況の推移
    2018 日本臨床微生物学会:rapid BACproⅡを用いた血液培養直接同定の検討 ほか1件
    2022 日本臨床微生物学会:血液および腹膜透析排液培養よりLysinibacillus sphaericusが検出された1症例

     

    経歴
     
    2011 資格取得:2級臨床微生物検査技師
    2014-17 院外活動:愛知県衛生臨床検査技師会 微生物部門研究班班員
    2015-18 委員会 :ICT(感染管理)ワーキングループ
    2016 資格取得:認定微生物検査技師
    2017 資格取得:感染制御認定微生物検査技師(ICMT)
    2020- 委員会 :抗菌薬適正使用支援チーム(AST)

     

2015年入職

  • 私は入職してから現在まで検体検査部門に配属され、生化学・血液・免疫・遺伝子といった幅広い分野に携わっています。さまざまな知識・技術の習得が必要であると考え、院外勉強会や学会に数多く参加してきました。また、研究発表や講師、論文執筆を経験し、人前で話す難しさや研究の楽しさを学ぶことができました。
    2年目になる頃、血液検査とシステムのスペシャリストになることを決意し、2級血液検査士とITパスポートを取得しました。血液検査においては、さらに上位の資格となる認定血液検査技師も取得しました。資格取得には多大な時間を要しましたが、その分同僚からの信頼を得ることができました。業務では、検査所見のアドバイスサービスや人材育成を担当し、専門性を活かして励んでいます。システムにおいては、医療情報技師も取得しました。表舞台にはあまり出てきませんが、実は非常に重要な業務です。検査システムの全てを管理するため、責任は重いですが、その分やりがいをもって業務に望んでいます。
    3年目から、病院の委員会にも数多く参加するようになりました。多職種で協力して患者ケアに関わることのできる機会であり、チーム医療の大切さを学ぶことができました。
    現在はタスクシフト推進により、救急外来にも業務の場を広げ、他職種とともに業務に邁進しています。心電図や超音波検査の技術習得も必要となり、苦労した部分も多々ありましたが、周囲のサポートもあり無事に履修することができました。今まで経験してこなかったバイタル測定や静脈路確保にも挑戦し、救急医療における検査技師の役割について、試行錯誤しながら奮闘しています。
    8年間という短い期間ですが、さまざまな経験をし成長することができました。今後も自己研鑽を継続し、貢献していきたいと思います。

    研究発表
     
    2016 日本臨床検査自動化学会:全自動蛍光抗体法分析装置「HELIOS」の性能評価の検討1
    2017 日本臨床検査自動化学会:敗血症診断におけるプレセプシンとプロカルシトニンの比較検討
    2018 日本臨床検査自動化学会:電子カルテ「HOPE LifeMark-HX」の導入経験と当院の運用方法について(3)
    2019 医学と薬学77巻1号
    全自動化学発光免疫測定装置ARCHITECTによるNT-proBNP測定試薬の基礎性能評価 ほか講師1件
    2020 愛知臨床検査技師会 新人サポート研修会 講師
    2021 第2回Lab dateから読み解く感染症セミナー(CALs)講師
    2022 愛知県臨床検査技師会 血液検査部門研究会 講師

     

    経歴
     
    2017 資格取得:2級臨床血液検査技師
    2019- 院外活動:愛知県臨床検査技師会 血液研究班、愛知県臨床検査標準化協議会(血液検査部門)
    資格取得:医療情報技師、認定血液検査技師
    2022 委員会:広報、情報システムワーキング

     

ワークライフバランス

2007年入職

  • 私は現在、二児を育てながら検体・遺伝子グループで担当員として働いています。
    第一子出産後の復帰時は担当員として働く以前に、日常業務を行うことに精一杯でした。出産前のようには働くことができず、仕事も家庭も中途半端になってしまっている気がして、落ち込むことが多々ありました。そんな時、上司や先輩が相談に乗ってくださったり、同僚との他愛のない会話が気分転換となったりして、乗り越えられました。検査科には子育て経験のあるスタッフや現在子育て中のスタッフが多く在籍しているので、育児の話ができたり、アドバイスや情報をもらえたりと、とても助かっています。
    育児と仕事の両立に慣れ始めた頃、資格取得に挑みました。子育て中に資格取得をされている先輩や同僚を見て、私もチャレンジしてみようと思い挑戦しましたが、想像よりもはるかに大変でした。しかし、同僚に実技試験の練習に付き合ってもらったり、家族の協力を得て勉強時間を確保したりして、無事に資格を取得することができました。この経験を通して自分に少し自信がつき、頑張って良かったと感じています。
    まだ子どもが小さく、子どもの体調不良でお休みをもらうこともしばしばあります。休み明け出勤した際には「体調は大丈夫?」と必ず皆さん、子どもと私を気遣う言葉をかけてくださり、いつもありがたく思っています。今は職場の皆さんにフォローしていただいている立場ですが、子育てが一段落した頃には、私が皆さんを支える側になりたいと思っています。
    第二子を出産し復帰した現在も公私ともに役割を果たせているか、自問自答する日々ですが、職場の皆さんと家族の支え、そして子供の癒しがあって、毎日働けていると感じています。仕事と家庭、今の自分に合うバランスを模索しながら、これからも邁進していきたいと思います。

2014年入職

  • 私は第一子が産まれた際に、育児休業を約2ヶ月間取得しました。
    男性の育児休業ということで、申請する際は職場の皆さんにどう思われるかと不安もありましたが、里帰りが出来ない妻の事情などを上司に相談すると、快く承諾してくださいました。
    おかげさまで、夫婦で協力して育児に専念することができ、その経験は私自身にとって、大変貴重なものとなりました。
    このような機会を与えてくださった職場の皆さんのご理解とご協力に感謝するとともに、仕事に対するモチベーションも今まで以上に高くなりました。
    今後も家族で過ごす時間を大切にしながら、仕事に邁進していきたいです。

若手技師の一日

2020年入職

  • 僕は遠方の大学からこの病院に就職したこともあり、現在は1人暮らしをしています。
    1人暮らしは帰宅後に夕食や洗濯等の家事をしなければいけないので負担に感じる時もありますが、自由度が高く、良い点もたくさんあります。1人の時間を過ごすことが多いからこそ自分自身を見つめる時間もあり、改善点を考え業務に直結させています。
    現在、感染制御グループに3年所属しています。できることや任されることが徐々に増え、配属当初とは異なる役割や責任、求められる専門性も増しており、やりがいとともに不安を感じることもあります。散歩やアニメ、ゲームなどで悩み事や考え事を解決する時間を自分なりに設け、気持ちの切り替えを心掛けています。

    時には友人と遊ぶことで、リフレッシュだけでなく刺激を受けて仕事へのモチベーションに繋げています。また、2年目に車を購入するなど好きなことにお金を使うことも仕事のやりがいのひとつだと感じています。休日には趣味のソロキャンプをしていますが、ビールを片手に焚火を眺める時間が至福のひと時です。
    仕事との切り替えを大事にしてプライベートを全力で楽しむことにより、心にゆとりが生まれ、より仕事上での役割、責任を果たす意識が高まり、公私ともに充実した日々を送ることができています。

2022年入職

  • 私が配属された輸血グループは、主に輸血検査・一般検査・採血室管理業務を行っています。4ヶ月の研修期間でこれらを学び、8月からはほとんどの業務を1人で任されるようになりました。1人で仕事を行うことへの責任感に戸惑いと不安もありましたが、先輩方はとても優しく、些細な質問にも丁寧に答えてくださいます。相談しやすい環境を作ってくださるので不安も解消されました。休憩時や業務後には他愛のない話で盛り上がることもあります。毎日が慌ただしく、大変だと感じることもありますが、先輩方のおかげで日々頑張れています。
    また、毎日仕事を頑張れているのは、同期のおかげでもあります。悩んだとき気軽に相談できる相手がいること、大変な思いを共有できる相手がいることは心の支えです。同期が頑張っていると自分も頑張ろうと思えるため、お互いに高め合うことができます。

    毎日仕事のことばかり考えていると疲れてしまうので、仕事の後や休日はリフレッシュの時間を大切にしています。私のリフレッシュ方法は美味しいものを食べることです。今日はすごく頑張ったという日には、仕事帰りにカフェに寄って美味しい飲み物を飲みながら帰ります。また、最近車を買ったので、休日にはドライブをすることが多いです。好きな音楽を聴きながら、知らない場所を訪れて、その土地の美味しいものをたくさん食べます。次の休みは何をしようか考え、楽しみを作ることでモチベーションも上がりますし、また1週間頑張ろうと思えます。

    もうすぐ後輩もでき、新人と呼ばれることはなくなりますが、後輩からも先輩からも「頼りになるな」と思ってもらえるように、知識と技術の向上に努めたいと思います。