医療法人豊田会 刈谷豊田総合病院

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検査機器の紹介

胸部撮影


東芝社製 RADREX-i

検査の目的

肺や縦隔の病気を発見する目的で撮影します。

注意していただくこと

妊娠中または妊娠している可能性のある方は、必ず検査前にお申し出ください。ネックレスやボタンなど、金属・プラスチック類・湿布などは、外してください。

装置について

当センターでの胸部撮影はデジタルX線撮影装置を使用しており、画像データを電子保存しています。専門医が診断するときは専用の画像モニターで行います。必要なときはフィルムに出力することもできます。

胃透視検査


DC-50N


操作卓

検査の目的

食道・胃・十二指腸の病気の診断(各臓器の形や動き、粘膜の状態、バリウムの流れや通過の様子を観察します。)

検査について

  • 最初に胃を膨らませる目的で発泡剤(顆粒)を飲んでいただき、胃が膨らんだ状態でバリウムを飲みます。
  • ゲップをされますと、膨らんだ胃が元に戻ってしまいますので、検査終了時まで我慢してください。
    (ゲップをされた場合はもう一度発泡剤を飲んでいただきます)
  • 撮影台を倒したり、起こしたり、身体の向きをいろいろ変えて撮影します。
  • 圧迫筒という筒でお腹を押さえて撮影します。
  • 検査は約10分で終わります。

検査中に気を付けていただくこと

  • バリウムは味わわず飲んでください。
  • 発泡剤は一気に飲み、検査終了までゲップをしないように我慢してください。
  • 撮影台が上下左右に動きますので、目を開けて装置に備え付けの手すりを必ず持つようにしてください。

検査に向けて

検査前日の21時以降はお茶・水・薬・食事を控えてください。また、検査時は下着1枚の上に検査衣を着ていただき、金属類(時計・ネックレス・下着の金具など)やプラスチック類(ボタンなど)がある場合は外していただきます。

注意していただくこと

  • 妊娠中または妊娠している可能性のある方は、必ず検査前にお申し出ください。
  • 胸部X線撮影および腹部超音波検査のある方は、必ず胃透視検査の前に実施してください。
  • バリウムの中には下剤が入っていますが、検査後はできるだけたくさんの水を摂ってください。普段から便の出の悪い方は、下剤をお渡ししますので、看護師までお申し出ください。

結 果

検査結果は、専門医が診断を行い、検査を受けた全ての項目とともに『人間ドック成績表』として約1週間ほどで発送いたします。

骨塩定量検査

骨塩定量検査は、エネルギーの違う2種類のX線を利用してカルシウム量を測定し、骨のもろさを計ります。 当センターでは、利き腕と反対の腕で測定を行います。検査時間は5分ほどで、検査に対する前処置、痛みなどはありません。

注意していただくこと

  • 腕時計、ブレスレットなどの金属類をはずしてください。
  • 検査中は動かないでください。また、腕に力を入れず、楽にしていてください。
  • 妊娠中または妊娠している可能性のある方は、必ず検査前にお申し出ください。

超音波検査

超音波検査の原理

この検査は、耳に聞こえない高周波の音(超音波)を体の外から当て、その反射を利用することにより体内の臓器を画像化し観察する、手軽で安全な検査です。

検査について

  • 人体には無害です(妊娠中の方でも受けられます)。
  • 小さな病変を発見する事ができます。
  • 痛みはほとんどありません。
  • 瞬時に画像を得ることができるので正確な判定が可能です。
  • 超音波は、空気中を伝わらないので身体にガスの多い場合は、画像が得られないことがあります。このような理由で肺や胃腸(消化管)の診断には適しません。

検査部位について

  • 腹部超音波検査
    肝臓、胆道系(胆嚢・胆管)、膵臓、腎臓、脾臓、及びその他の腹部臓器が対象となります。
  • 乳腺超音波検査、甲状腺超音波検査
    それぞれ乳腺、甲状腺が対象となります。

検査方法について

  • 腹部超音波検査
  • ベッドの上で仰向けに寝ていただきます。場合によっては横向きに寝たり、座っていただく事もあります。
  • 超音波を通しやすくするためのゼリーを塗ります。
  • 息を吸ったり、吐いたり、止めたり、お腹を膨らませたりしていただきます。
  • 検査部位を圧迫しますので、多少痛みを伴いますが、痛みが強いときはお知らせください。
  • 乳腺超音波検査、甲状腺超音波検査、頸動脈超音波検査
  • ベッドの上で仰向けに寝ていただきます。
  • 超音波を通しやすくするためのゼリーを塗ります。

ご注意

  1. 胃透視検査を受けられる方
    必ず胃透視の前に受けてください。
  2. 胃透視検査を受けられない方
    検査の4時間前より絶飲食してください。
    理由: 食事をすると、胆嚢が縮んでしまい胆嚢が見えにくくなります。また、胃の中にバリウム・食べ物・空気が入っていると、その背部にある膵臓などが見えにくくなるためです。
  3. 乳腺超音波検査、甲状腺超音波検査、頸動脈超音波検査を受けられる方
    特に制限はありません。
    ただし、胃透視も同日に受けられる方は胃透視の注意事項をご確認ください。

検査結果について

検査結果については、専門医が診断を行い、検査を受けた全ての項目について『人間ドック成績表』として約1週間で発送いたします。

マンモグラフィー(乳房X線撮影)

当センターでは平成16年よりデジタルマンモグラフィー装置が導入されています。フィルムを使用せず、撮影直後にモニター上に画像を映し出すことができ、短時間で高画質の画像を得ることが可能となっています。また、女性担当者が受診者の皆さまの様子をすぐそばで確認しながら撮影いたしますので、安全に検査を行うことができます。
また、平成19年にマンモグラフィー検診精度管理中央委員会が定める『マンモグラフィー検診施設画像認定』を取得しており、マンモグラフィー装置・画質・被ばく線量ともに基準を満たしていることが認められています。さらに精度の高い検査を行うために、『検診マンモグラフィー撮影診療放射線技師認定』取得者を中心とした女性技師が行っていますので安心してご受診ください。

検査の目的について

乳線内の腫瘤や石炭化の有無を調べます。

検査方法について

乳房を押さえ、薄くのばした状態で撮影を行います。多少の痛みを伴う検査ですが、 乳房を圧迫することによってより情報量が増え、放射線被ばくも低減できます。

注意していただくこと

乳腺超音波検査

いつでも受けていただける検査ですが(妊娠中の方は除きます)、乳房が硬くなり痛みを感じる時期に検査を行うと、圧迫での痛みが強くなる場合があるので、なるべくこの時期を避けて、乳房の柔らかい時期に検査を受けることをおすすめします。(具体的には、生理終了後7日〜10日の間が良いといわれています。)

  • 妊娠中または妊娠している可能性のある方は、必ず検査前にお申し出ください。
  • 豊胸手術(シリコン注入・シリコンバッグ・生食バッグなどのインプラント挿入など)をされている方
    マンモグラフィーは乳房を圧迫して撮影を行うため、バッグが傷ついたり、位置がずれてしまう可能性があります。
    また、病変がインプラントに隠れて描出されないことがありますので、検診として乳腺超音波検査をおすすめしております。予約の際、もしくは検査前に必ずお申し出ください。

CT検査(頭部・胸部・腹部・内臓脂肪測定)


GE社製64列MSCT『Light Speed VCT』

CT検査(頭部・胸部・腹部・内臓脂肪測定)は、1棟1階に設置されているGE Healthcare 社製の『Light Speed VCT』で64列マルチスライスCT(MSCT)という装置で行います。
この装置の特徴は、X線を受け取る検出器が身長方向に64個(40mm幅)並んでいるため高速撮影が可能なことと、一枚の画像の厚さが約0.625mmと非常に薄い断層像であるため細かな病変を詳細に描出できることです。
例えば胸部CTの場合、撮影時間はわずか2.5秒で、その間に取得できる画像の枚数は約500枚にも及びます。撮影時間が短いことで、お年寄りや呼吸器障害を患って、長時間の息止めが困難な方にも楽に検査を受けていただくことができ、なおかつ、正確な画像を得ることができます。

検査方法について

  • 検査はCT装置のベッドに寝ていただくだけなので、ほとんど苦痛はありません。
  • 全体の検査時間は5分ほどです。

注意していただくこと

  • 検査時には、検査部位にネックレス・ベルトなどの金属類は着用しないでください。
  • 検査中は動かないでください。
  • 妊娠中または妊娠している可能性のある方は、必ず検査前にお申し出ください。

MRI検査(頭部、脳MRA、頸部MRA、前立腺・膀胱・子宮・卵巣、胸部)

MRI検査(頭部、脳MRA、頸部MRA、前立腺・膀胱・子宮・卵巣、胸部)は、1棟1階に設置されているGE Healthcare 社製の1.5MRI『Signa HDe』という装置で行います。


図1:GE社製1.5T MRI「Signa HDe」


図1:PROPELLER未使用


図2:PROPELLER使用

この装置は検査を受ける方にとって「やさしい」仕様になっています。数ある特徴の中から3つをご紹介します。
1つ目は、従来のMRI装置と比較してコンパクトであることです。MRI検査は狭いトンネル状の装置に入るため、閉所の苦手な方には精神的苦痛を伴う検査でした。しかし、本機は撮影部が約30cm短くなっており、検査時の閉鎖感や圧迫感が従来と比較して緩和されています。
2つ目は、静音機能(アコースティックリダクション)が搭載されていることです。MRI検査は体内の情報を画像化するために強力な磁石を使っており、その磁石を作るために大電流を流します。その際に磁石が振動し、MRI検査特有の「コンコン」や「ブーブー」という大きな音がします。しかし、この機能によって音が小さくなり、大きな音に敏感な方に対しても検査が円滑に行えるようになっています。
3つ目は、動きによる写真のブレを補正するPROPELLER機能が搭載されていることです。通常、検査中に動いてしまうとブレた写真になってしまいます(図1)。ところが、この機能を使うと少々動いても補正されてブレのない画像が得られます(図2)。

検査方法について

  • 検査はMRI装置のベッドに寝ていただくだけなので、ほとんど苦痛はありません。
  • 全体の検査時間は15分~20分ほどです。

注意していただくこと

  • 磁場内の検査ですので体内に金属の入っている方(例えば歯を矯正中の方、心臓ペースメーカーを埋設されている方、脳の手術で金属が入っている方など)や閉所恐怖症の方は検査が行えないことがあります。必ず検査前にお申し出ください。
  • より正確な画像を得るために、検査中はできる限り動かないでください。

心電図検査

検査の目的

心臓を動かす電気の流れを、体の表面に付けた電極から検出し、波形として記録します。 不整脈、心筋梗塞、狭心症などの診断に役立ちます。

注意していただくこと

  • ベッドの上に仰向けに寝ていただきます。
  • 手首・足首・胸部に電極を装着し測定します。

検査上の注意点

  • 検査中は、手足を動かさず、体中の力を抜いて楽にしてください。
  • 胸痛などの症状がありましたら、すぐ技師までお声をおかけください。

聴力検査

検査の目的

聴力障害の有無を調べます。

検査について

  • ヘッドフォンを両耳に装着し、ボタンスイッチを手に持ちます。
  • 「チーチー・ポーポー」などの音が聞こえてきます。
  • かすかにでも音が聞こえましたら、ボタンを押してください。音が聞こえている間は、押し続けます。聞こえなくなったら、ボタンから手を離してください。

検査上の注意点 

  • 補聴器を装着されている方は、お申し出ください。
  • 聴力検査室内にて検査となります。閉所が苦手な方は、ご相談ください。

肺機能検査

検査の目的

肺活量や空気の通り道が狭くなる慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの肺機能障害を調べます。

検査について

  • マウスピースを口にくわえ、クリップで鼻を閉じますので、口呼吸をしてください。
  • 最初は、軽く息を吸ったり吐いたりしてください。
  • 技師の合図に合わせて、胸一杯、大きく息を吸い込み、吸いきったら最後の一息まで一気に吐き切ります。

検査上の注意点 

  • 検査を受ける時は、検査技師の合図に合わせて呼吸をしてください。
  • この検査は、検査を受ける方の協力なしでは行えません。できる限り努力をお願いします。

眼底カメラ検査

検査の目的

眼底(眼球の奥)にある血管・網膜・視神経乳頭の状態を写真に撮り検査します。眼底の血管は、体の外から直接見ることのできる唯一の血管です。眼底を観察することで、目の病気だけでなく動脈硬化、糖尿病などによる血管の異常を推測できます。

検査について

  • 暗室にて眼底の写真撮影を行い検査します。
  • 短時間で測定できますので、大きく目を開けて瞬きを少し我慢してください。

検査上の注意点 

  • メガネ・コンタクトレンズは、外して検査していただきます。
  • コンタクトレンズを使用されている方は、容器などの準備をお願いします。
  • 使い捨てコンタクトレンズを使用されている方は、交換レンズまたはメガネをご準備ください。

眼圧検査

検査の目的

眼球の中は房水という液体によって圧力が保たれており、これを眼圧といいます。眼圧検査は、高眼圧症(視神経や視野には障害はないが、眼圧が慢性的に高い症状)や緑内障(視神経に障害が起き視野が欠けたり視力低下が起こる病気)の診断に役立ちます。

検査について

  • 圧縮空気を眼球に吹きつけて、角膜のへこみ具合から眼圧を測定します。
  • 短時間で測定できますので、大きく目を開けて瞬きを少し我慢してください。

装置について

  • メガネ・コンタクトレンズは、外して検査していただきます。
  • コンタクトレンズを使用されている方は、容器などの準備をお願いします。
  • 使い捨てコンタクトレンズを使用されている方は、交換レンズまたはメガネをご準備ください。

動脈硬化検診

検査の目的

血管の硬さ(PWV)と血管の詰まり具合(ABI)を測定します。

<PWV(脈波伝搬速度)>心臓から押し出された血液により生じた拍動が、血管を通じて手や足に届くまでの速度のことで、血管が硬いほどその速度は速くなります。

<ABI(上腕と足首の血圧比)>足首と上腕の血圧比を測定することで、血管の狭窄の程度が分かります。通常、足首血圧は上腕血圧より高くなっていますが、足の動脈が狭くなると血流が悪くなりABIの値が低くなります。

検査について

  • ベッドの上で仰向けに寝ていただきます。
  • 両上腕と両足首に血圧測定用カフを巻きます。
  • 両手に心電図測定用電極を装着します。
  • 胸部に心音測定用センサーを装着します。
  • 血圧・心電図・脈波・心音を同時に測定し検査します。

検査上の注意点

  • 測定中は、血圧測定により四肢が締め付けられますが、動いたり、声を出したりしないでください。
  • 医師より締め付けてはいけないといわれている部位がありましたら、検査前にお申し出ください。
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