血液浄化室
患者の皆さまへ
透析の自己管理ができるようにサポート
当院の血液浄化室は、16床のベッドを有し、慢性腎臓病患者さんの入院透析を行っています。主に、近隣病院で外来維持透析を受けていた患者さんが、病気やけがなどで入院治療が必要となった時、入院中の血液透析を管理しています。また、新規に血液透析を開始される患者さんの管理も行っており、退院までの間に透析の自己管理ができるようにサポートしております。
安心・安全な透析のために
安全で、きれいな透析液を使用
透析液の中に不純物や有害物質が含まれていると、体内に取り込まれて蓄積し、発熱やしびれなどの合併症を発症させる原因となることがあります。
当院では、日本透析医学会が定める水質基準や日本臨床工学技士会が定める透析液浄化ガイドラインに基づき、定期的なエンドトキシン測定と生菌検査を施行し、万全の管理のもとで超純粋透析液を提供しています。水質基準を満たしていることで、オンラインHDFやI-HDFなどの治療法にも対応しています。
システムの導入
安全な透析を行うために透析業務管理支援システムを導入し、ヒューマンエラーの軽減と透析の質の向上に取り組んでいます。また生体情報管理システムを連携構築し、透析中の患者さんの状態を常に監視し、急変時にも迅速な対応ができるように取り組んでいます。
シャント(透析に必要な血管)の管理
透析導入時の患者さんのシャントや維持透析患者さんのシャントトラブルに対して、エコー(超音波)装置を用いてシャント評価やエコーガイド下での穿刺を行っています。評価を行うことでシャントトラブルなどを未然に防ぐことができ、シャントを適切に管理することができます。また、シャント(自己血管・人工血管)だけでなく、長期留置カテーテルでの透析にも対応しています。
関連施設との連携
関連施設と情報共有システムにより連携しており、透析導入から継続的に透析医療を受けていただけます。また医療連携により、急性疾患や重症合併症に対しても迅速な対応が可能です。
緊急時には
・緊急血液透析は、365日24時間体制で対応しております。
・集中治療室(ICU)や救命病棟でも対応しております。
スタッフ構成・資格
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腎臓内科医
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5名 |
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看護師 |
3名 |
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臨床工学技士
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5名 |