病院長あいさつ
ごあいさつ

当院は地域への社会貢献をめざして1963年に200床で開院しました。以来、地域の皆さまに支えられながら規模と機能を充実させ、現在はトヨタグループ8社ならびに刈谷市・高浜市によって運営されています。当院は704床を有し、先進的な医療機器を完備して、正確な診断、救急医療、がんの治療などの高度な医療を提供させていただく地域の中核病院に成長いたしました。
当院は救命救急センター、災害拠点病院(地域中核災害医療センター)に指定されており年間の救急車搬入数は年間で1万台を超えます。災害の多い昨今、災害時医療は当院にとっても重要な使命です。選ばれた職員が日本DMAT、愛知DMATに参加し、建物の免震構造、総合防災訓練など災害医療に対応できる体制作りを行っています。また愛知県がん診療拠点病院に指定されている当院では、がんに対して腹腔鏡や胸腔鏡、手術支援ロボット(ダビンチ)による低侵襲手術を積極的に行っています。そして30床を有する化学療法センターと高機能な放射線治療専用機を有し患者さんに適したがん治療を行っています。緩和ケアに対しても外来から緩和ケア病棟まで十分に整備しています。これら当院での治療は、がん治療に限らず各分野に精通した医師、看護師、薬剤師をはじめ、その他多くの専門のメディカルスタッフによるチーム医療で実践しており、安心して安全で最適な治療を受けていただくことができるよう心掛けています。また、患者サポートセンターのスタッフが入院前から退院後まで患者さんをしっかりと支援させていただいています。
今後も地域のなかで医療や介護を完結するいわゆる地域包括ケアシステムの一端を、急性期病院、地域医療支援病院として担ってまいります。そのために、当院は地域の医師会や関連機関との地域医療連携をさらに積極的に進めていきたいと思います。これからも保健・医療・福祉分野で温かい思いを込めた質の高いサービスを提供することで社会に貢献していく所存です。今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。