刈谷市スマートシティの社会実装に向けた実証の開始
刈谷市は、2022年度、スマートシティ構築に向けて考え方やビジョンを定める「刈谷市スマートシティ構想」を策定するとともに、
社会実装に向けさまざまな実証を行います。
当法人では、医療・福祉分野から3つのテーマについて「刈谷スマートウェルネスプロジェクト」として11月より実証を開始しました。
※スマートシティとは
日常生活で抱えるさまざまな社会問題を最新の技術を駆使して解決につなげる、というものです。
少子高齢化、災害多発、感染症リスクなど深刻な課題を抱える日本にとって、近年ますます注目度が高まっています。
<フィールド実証のご紹介>
1)刈谷スマートウェルネスプロジェクトの全体概要
2)5Gを活用した救急医療分野フィールド実証
刈谷豊田総合病院の救命救急センターのドクターカー出動時に、救急現場のリアルタイム映像を病院に5G回線(高速・大容量)を活用し伝送、治療の早期化による効果の検証を行います。
3)スマートデバイスによる遠隔診療
刈谷豊田東病院(刈谷訪問看護ステーション)、高浜豊田病院(高浜訪問看護ステーション)では、睡眠センサーで取得したライフログデータ(睡眠情報や心拍数など)を活用した利用者の体調管理や見守りに関する有効性の検証および、デジタル聴診器を活用した遠隔診療における有効性の検証を行います。
4)パワーアシストスーツ・歩行訓練ロボット等のフィールド実証
ハビリス一ツ木では、少子高齢化の進展による介護現場での身体的負担の軽減や業務の効率化に関する効果の検証および、高齢者の増加に伴うQOL向上、健康寿命の延伸に伴う自立度の向上、介護予防歩行能力の維持向上を踏まえ、デジタル技術による歩行訓練の可視化による訓練制度の向上に関する有効性の検証を行います。