医療法人豊田会 刈谷豊田総合病院

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臨床検査技師を目指す方へ

ごあいさつ

「進取の精神」を発揮して

臨床検査・病理技術科では、検査技師の活動範囲が、検査室内での検査業務からチーム医療や診療支援サービスへとシフトしていく中で、専門分野だけでなく医療人スキルも含めた人材育成を組織全体で進めています。
また、様々なニーズを先んじて捉える「進取の精神」をもって、新しい検査技術を積極的に取り込む体制が根付いていますので、いろいろな経験をしながら自分を成長させることができる職場です。
同じ目標に向かって、皆さんと一緒に働けることを心から楽しみにしています。

臨床検査・病理技術科部長大嶋 剛史

教育体制

〜能力に合わせたさまざまな教育を行います〜

科内の基本的教育訓練計画に基づき、新人教育・社会的教育・専門教育などを行っています。若いスタッフには幅広く臨床検査部門を経験してもらうよう2〜3年でのグループローテーションを目標として、中堅者には適正を判断し中〜長期間での配属を行っています。科内勉強会は毎月行われ、院内CPCや乳腺カンファレンスなど他部門との合同カンファレンスも行っています。

新人教育

全人教育
医療人としての倫理・接遇・組織についての教育
総論教育
検査の流れ、チーム医療としての他職種との関わり、技師会活動への積極的参加、検査技師と患者さんとの関わりについての教育
専門教育
OJTによる技術指導、精度管理の基礎、科内勉強会による教育

社会的教育

接遇教育
社会人としてのマナー・言葉遣い・挨拶・礼儀・電話対応などの教育
管理運営
医療保険制度・医療改革・リスクマネジメントなどの教育

専門教育

学会・研修会
定期学会出張、各種研修会参加、学会発表、講演、論文発表などの奨励・指導
メンテナンス教育
OJTによる技術指導・学術団体・メーカーによる講習
認定技師育成
OJT・学術団体・メーカーによる各種認定技師取得への教育
実践教育
科内の各グループによるOJTでの技術指導、データ判読・精度保証に関する教育・勉強会など

スタッフ構成

出身校

大阪医療技術学園専門学校、香川県立保健医療大学、金沢大学、北里大学、岐阜医療科学大学、九州大学、京都大学、群馬大学、信州大学、鈴鹿医療科学大学、中部大学、天理医学技術学校、東北大学、名古屋大学、藤田医科大学(五十音順)

先輩からのメッセージ


2014年入職

臨床検査技師としてのモチベーション

私たちの仕事は、迅速に正確な検査データを報告することはもちろん、その先にある患者さんの健康に貢献していくことです。また専門性を高めることで、他職種と連携しながらチーム医療に参画する機会が増えています。そのためには多様な知識と技術が必要なため、日々学会発表や資格取得など学術活動に励んでいます。新しい発見や学びは、自身のモチベーションにもつながります。

職場の特徴

検査科は、何事にも前向きに取り組む姿勢、新しい事に進んで挑戦する精神、若手技師にもチャンスを積極的に与えてくれる環境があります。臨床検査技師としての専門的な技術はもちろん、社会人として学ぶ事も多い環境だと感じています。加えて、どんな時も支え合い、見守ってくれる温かい雰囲気があります。

臨床検査技師を目指す方へ一言

忙しい業務の中でも、尊敬する先輩やお互いに刺激しあえる同期、後輩と充実した日々を送っています。皆さん、私たちと一緒に働きませんか。共に切磋琢磨しあえる仲間を心待ちにしています。

2018年入職

Q1入職の決め手は?
先進的な医療機器を備え、救急医療やがん診療などの高度な医療を提供している地域の中核病院への憧れと、経験を積む機会を積極的に与えてくれる職場環境の中で臨床検査技師として成長できると感じ入職を決めました。
Q2実際に入職して感じたこと
社会人としての基礎から日常業務まで先輩が丁寧に指導してくださり、今まで気づくことができなかった自分の弱点に気づくことができ、それを意識して業務に臨むことで、日々の成長を感じることができました。また、一緒に働くスタッフの明るい雰囲気やプライベートにも全力な姿が働くモチベーションになりました。
Q31日のスケジュール
感染制御グループに所属し、培養・同定検査などに加え、午前中は採血業務も行います。
午後は塗抹・感受性検査などを行います。
また、COVID-19PCR検体の採取業務が開始され、検体採取から検査の実施、結果送信までを担っています。
Q4これからの目標
より多くの知識を日常の検査業務に活かし、患者さんや病院に貢献できる臨床検査技師を目指しています。また、愛知県の微生物検査に貢献するべく、研究員の班員として精力的に活動しています。現在はスキルアップの一環として認定臨床微生物検査技師の資格取得に向け、学会発表や技術習得に日々励んでいます。
Q5後輩に向けて一言
常に最先端の医療を求める精神や効率的な業務体制を目指す姿勢、そして志の高い先輩や向上心のある後輩とお互い刺激しあえる雰囲気が、自分を大きく成長させてくれる職場だと思います。共に成長していける後輩との出会いを心待ちにしています。

キャリア形成

  • 2010年入職

    キャリア形成と育児の両立

    私は入職してから7年半感染制御グループに配属され、その後病理グループに異動、現在は二児の母として育児をしながら再び感染制御グループにて院内全体の感染制御に携わる業務を行っています。
    学術面では、2年目には学会発表へ毎年取り組むようになり、2級臨床微生物技師の資格を取得、5年目には愛知県臨床検査技師会の微生物部門研究班の班員として院内の活動だけでなく院外活動にも取り組むようになり、また、様々な講演会で講師として発表する機会も与えてもらいました。院内ではICTワーキンググループとして感染制御に関する活動が増え始め、検査科内だけでなく多職種との関わりを持つようになり、人間関係の構築にも努めました。ICT活動への興味が強まり面白さややりがいも感じるようになると、各種研修会への参加や業務時間外の勉学にも一層励み、学術発表や論文投稿など認定微生物検査技師の資格受験のための条件をクリアし、6年目に認定資格、翌年にICMTの資格を取得しました。
    その後結婚、2回の産休育休を経て復職し、復帰後3ヵ月は育児短時間勤務で働かせていただき、現在はフルタイムで働いています。育児との両立を目指す一方、初めは子どもの体調不良で急な休みを取ることも多く、限られた時間の中で思うように業務が進まず、産前と同じように働けないことに困惑しました。今では部署内のスタッフのサポートや、家族の協力のおかげで自身のモチベーションも上がり、ICTやASTの一員としてチーム医療に参画する機会や、システム関連作業、リーダー不在時の管理業務を行う機会が増えてきています。今後も育児を理由に全てを諦めるのではなく、時間の使い方を工夫して認定資格の維持のために学会等にもできる限り参加し、自身のステップアップと感染制御グループのレベル向上に努め、臨床に貢献していけるよう精進していきたいと思います。

    研究発表

    2011 中部医療学検査学会:当院における3年間のEscherichia coliの細菌学的統計
    2012 日本臨床微生物学会
    :cobas4800Systemを用いたChlamydia trachomatおよびNeisseria gonorrhoeae検出の検討
    2013 日本臨床微生物学会:BDフェニックスにおけるCLDM誘導耐性ブドウ球菌検出の有用性 ほか1件
    2014 日本臨床微生物学会:愛知県三河地区2施設におけるAmpC/ESBL識別ディスクの検討 ほか2件
    2015 日本臨床微生物学会:血液培養によるBrachyspira pilosicoliが検出された1症例 ほか2件
    2016 日本臨床微生物学会:CVカテーテル培養によりGranulicatella adiacensが検出された1症例 ほか2件
    2017 日本環境感染学会:当院における5年間の血液培養実施状況の推移
    2018 日本臨床微生物学会:rapid BACproⅡを用いた血液培養直接同定の検討 ほか1件
    2022 日本臨床微生物学会:血液および腹膜透析排液培養よりLysinibacillus sphaericusが検出された1症例

    経歴

    2011 資格取得:2級臨床微生物検査技師
    2014-17 院外活動:愛知県衛生臨床検査技師会 微生物部門研究班班員
    2015-18 委員会 :ICT(感染管理)ワーキングループ
    2016 資格取得:認定微生物検査技師
    2017 資格取得:感染制御認定微生物検査技師(ICMT)
    2020- 委員会 :抗菌薬適正使用支援チーム(AST)
  • 2015年入職

    入職してから現在の軌跡~キャリア形成を目指した8年間~

    私は入職してから現在まで検体検査部門に配属され、生化学・血液・免疫・遺伝子といった幅広い分野に携わっています。さまざまな知識・技術の習得が必要であると考え、院外勉強会や学会に数多く参加してきました。また、研究発表や講師、論文執筆を経験し、人前で話す難しさや研究の楽しさを学ぶことができました。
    2年目になる頃、血液検査とシステムのスペシャリストになることを決意し、2級血液検査士とITパスポートを取得しました。血液検査においては、さらに上位の資格となる認定血液検査技師も取得しました。資格取得には多大な時間を要しましたが、その分同僚からの信頼を得ることができました。業務では、検査所見のアドバイスサービスや人材育成を担当し、専門性を活かして励んでいます。システムにおいては、医療情報技師も取得しました。表舞台にはあまり出てきませんが、実は非常に重要な業務です。検査システムの全てを管理するため、責任は重いですが、その分やりがいをもって業務に望んでいます。
    3年目から、病院の委員会にも数多く参加するようになりました。多職種で協力して患者ケアに関わることのできる機会であり、チーム医療の大切さを学ぶことができました。
    現在はタスクシフト推進により、救急外来にも業務の場を広げ、他職種とともに業務に邁進しています。心電図や超音波検査の技術習得も必要となり、苦労した部分も多々ありましたが、周囲のサポートもあり無事に履修することができました。今まで経験してこなかったバイタル測定や静脈路確保にも挑戦し、救急医療における検査技師の役割について、試行錯誤しながら奮闘しています。
    8年間という短い期間ですが、さまざまな経験をし成長することができました。今後も自己研鑽を継続し、貢献していきたいと思います。

    研究発表

    2016 日本臨床検査自動化学会:全自動蛍光抗体法分析装置「HELIOS」の性能評価の検討1
    2017 日本臨床検査自動化学会:敗血症診断におけるプレセプシンとプロカルシトニンの比較検討
    2018 日本臨床検査自動化学会:電子カルテ「HOPE LifeMark-HX」の導入経験と当院の運用方法について(3)
    2019 医学と薬学77巻1号
    全自動化学発光免疫測定装置ARCHITECTによるNT-proBNP測定試薬の基礎性能評価 ほか講師1件
    2020 愛知臨床検査技師会 新人サポート研修会 講師
    2021 第2回Lab dateから読み解く感染症セミナー(CALs)講師
    2022 愛知県臨床検査技師会 血液検査部門研究会 講師

    経歴

    2017 資格取得:2級臨床血液検査技師
    2019- 院外活動:愛知県臨床検査技師会 血液研究班、愛知県臨床検査標準化協議会(血液検査部門)
    資格取得:医療情報技師、認定血液検査技師
    2022 委員会:広報、情報システムワーキング

ワークライフバランス

  • 2007年入職

    職場の皆さんと家族に支えられて…

    私は現在、二児を育てながら検体・遺伝子グループで担当員として働いています。
    第一子出産後の復帰時は担当員として働く以前に、日常業務を行うことに精一杯でした。出産前のようには働くことができず、仕事も家庭も中途半端になってしまっている気がして、落ち込むことが多々ありました。そんな時、上司や先輩が相談に乗ってくださったり、同僚との他愛のない会話が気分転換となったりして、乗り越えられました。検査科には子育て経験のあるスタッフや現在子育て中のスタッフが多く在籍しているので、育児の話ができたり、アドバイスや情報をもらえたりと、とても助かっています。
    育児と仕事の両立に慣れ始めた頃、資格取得に挑みました。子育て中に資格取得をされている先輩や同僚を見て、私もチャレンジしてみようと思い挑戦しましたが、想像よりもはるかに大変でした。しかし、同僚に実技試験の練習に付き合ってもらったり、家族の協力を得て勉強時間を確保したりして、無事に資格を取得することができました。この経験を通して自分に少し自信がつき、頑張って良かったと感じています。
    まだ子どもが小さく、子どもの体調不良でお休みをもらうこともしばしばあります。休み明け出勤した際には「体調は大丈夫?」と必ず皆さん、子どもと私を気遣う言葉をかけてくださり、いつもありがたく思っています。今は職場の皆さんにフォローしていただいている立場ですが、子育てが一段落した頃には、私が皆さんを支える側になりたいと思っています。
    第二子を出産し復帰した現在も公私ともに役割を果たせているか、自問自答する日々ですが、職場の皆さんと家族の支え、そして子供の癒しがあって、毎日働けていると感じています。仕事と家庭、今の自分に合うバランスを模索しながら、これからも邁進していきたいと思います。

  • 2014年入職

    職場の皆様に支えられて、子育てと仕事に励んでいます!

    私は第一子が産まれた際に、育児休業を約2ヶ月間取得しました。
    男性の育児休業ということで、申請する際は職場の皆さんにどう思われるかと不安もありましたが、里帰りが出来ない妻の事情などを上司に相談すると、快く承諾してくださいました。
    おかげさまで、夫婦で協力して育児に専念することができ、その経験は私自身にとって、大変貴重なものとなりました。
    このような機会を与えてくださった職場の皆さんのご理解とご協力に感謝するとともに、仕事に対するモチベーションも今まで以上に高くなりました。
    今後も家族で過ごす時間を大切にしながら、仕事に邁進していきたいです。

若手技師の一日

  • 2020年入職

    3年目技師がワークライフバランスから得られたもの

    僕は遠方の大学からこの病院に就職したこともあり、現在は1人暮らしをしています。
    1人暮らしは帰宅後に夕食や洗濯等の家事をしなければいけないので負担に感じる時もありますが、自由度が高く、良い点もたくさんあります。1人の時間を過ごすことが多いからこそ自分自身を見つめる時間もあり、改善点を考え業務に直結させています。
    現在、感染制御グループに3年所属しています。できることや任されることが徐々に増え、配属当初とは異なる役割や責任、求められる専門性も増しており、やりがいとともに不安を感じることもあります。散歩やアニメ、ゲームなどで悩み事や考え事を解決する時間を自分なりに設け、気持ちの切り替えを心掛けています。

    時には友人と遊ぶことで、リフレッシュだけでなく刺激を受けて仕事へのモチベーションに繋げています。また、2年目に車を購入するなど好きなことにお金を使うことも仕事のやりがいのひとつだと感じています。休日には趣味のソロキャンプをしていますが、ビールを片手に焚火を眺める時間が至福のひと時です。
    仕事との切り替えを大事にしてプライベートを全力で楽しむことにより、心にゆとりが生まれ、より仕事上での役割、責任を果たす意識が高まり、公私ともに充実した日々を送ることができています。

  • 2022年入職

    社会人1年目の過ごし方

    私が配属された輸血グループは、主に輸血検査・一般検査・採血室管理業務を行っています。4ヶ月の研修期間でこれらを学び、8月からはほとんどの業務を1人で任されるようになりました。1人で仕事を行うことへの責任感に戸惑いと不安もありましたが、先輩方はとても優しく、些細な質問にも丁寧に答えてくださいます。相談しやすい環境を作ってくださるので不安も解消されました。休憩時や業務後には他愛のない話で盛り上がることもあります。毎日が慌ただしく、大変だと感じることもありますが、先輩方のおかげで日々頑張れています。
    また、毎日仕事を頑張れているのは、同期のおかげでもあります。悩んだとき気軽に相談できる相手がいること、大変な思いを共有できる相手がいることは心の支えです。同期が頑張っていると自分も頑張ろうと思えるため、お互いに高め合うことができます。

    毎日仕事のことばかり考えていると疲れてしまうので、仕事の後や休日はリフレッシュの時間を大切にしています。私のリフレッシュ方法は美味しいものを食べることです。今日はすごく頑張ったという日には、仕事帰りにカフェに寄って美味しい飲み物を飲みながら帰ります。また、最近車を買ったので、休日にはドライブをすることが多いです。好きな音楽を聴きながら、知らない場所を訪れて、その土地の美味しいものをたくさん食べます。次の休みは何をしようか考え、楽しみを作ることでモチベーションも上がりますし、また1週間頑張ろうと思えます。

    もうすぐ後輩もでき、新人と呼ばれることはなくなりますが、後輩からも先輩からも「頼りになるな」と思ってもらえるように、知識と技術の向上に努めたいと思います。

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