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リハビリテーション科

診療責任者

  • 小口 和代

    院長補佐(豊田会リハ担当)
    兼 リハビリテーション科部長

患者の皆さまへの一言

当科は独立した外来を設けていません。関連各科(小児科、整形外科、リウマチ科、脳神経外科、脳神経内科など)からの依頼でリハビリを開始します。リハビリ希望の方はまずは関連科の診察を受けてください。

代表的な対応疾患

  • 上肢外傷

  • 下肢外傷

  • 整形外科疾患

  • 脳卒中

  • 脳卒中による失語症・構音障害

  • 神経変性疾患

  • 慢性呼吸不全

  • 高次脳機能障害

  • 嚥下障害

  • 小児の運動・精神・言語発達遅滞

診療内容

当科では、障害のある患者さんに対し、評価に基づいて目標設定をし、チーム(医師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)で治療を提供しています。本院にはリハビリテーション科医が在籍し、専門的なリハビリ、特に嚥下障害のリハビリに力を入れています。
豊田会全体では、本院・刈谷豊田東病院・高浜豊田病院・ハビリス一ツ木の4施設が連携し、急性期から維持期までのリハビリを行っています。本院では急性期・回復期および外来・訪問リハビリを担っています。

理学療法

下肢外傷、整形外科疾患、脳卒中、神経変性疾患、慢性呼吸不全、小児の運動発達遅滞などが対象です。機能改善をはかるとともに、離床に必要となるベッドからの起き上がり、座位・立位などの基本動作、日常生活動作の中で最重要の歩行を訓練し、適応例には下肢装具を処方します。

作業療法

上肢外傷、脳卒中、神経筋疾患による上肢機能障害、高次脳機能障害、小児の精神運動発達遅滞などが対象です。食事動作やトイレ動作など日常生活動作の自立度向上を目標に訓練します。生活する環境や使用する道具は日常生活動作の自立度に大きな関係があります。転倒予防や介助量軽減のための環境整備や福祉用具・介助法についてもアドバイスしています。

言語聴覚療法

脳卒中による失語症や構音障害、嚥下障害、小児の言語発達遅滞が対象です。最近は入院患者さんの栄養管理の充実とともに、摂食・嚥下リハビリのニーズが大変高くなっています。誤嚥性肺炎の予防のため、ビデオ内視鏡による嚥下機能評価を積極的に行っています。

回復期リハビリテーション病棟

院内に42床の回復期リハビリテーション病棟(1棟2階)が併設され、脳卒中や下肢骨折の急性期治療後に集中的なリハビリを行っています。院内で唯一、365日訓練を休まずに行っている病棟です。患者さんは当院の急性期病棟からのみ受け入れております。
特色としては、病棟での日常生活動作(ADL)訓練と廃用予防を重視している点が挙げられます。訓練時の能力を病棟でのADL能力と同じレベルに近づけられるよう、医師・看護師・介護福祉士・療法士のコミュニケーションを強化しています。

訪問リハビリ

医師の指示により、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士がご自宅に訪問し、訓練・指導をしています。環境整備や福祉用具の選定について、実際の生活場面での具体的なアドバイスをさせていただいています。かかりつけ医からの紹介で、当院に定期受診のない方については、医療保険の方は1カ月に1回、介護保険の方は3カ月に1回以上、当科の受診が必要です。

診療技術部リハビリテーション科はこちら

診療方針

当科内の各グループおよび関連各科・部署とのコミュニケーションを密にし、安全かつ効果的に訓練を行うことを心がけています。特に、入院後の急性期治療に伴う安静の害である「廃用(はいよう)」をできるだけ予防し、患者さんが早くベッドを離れて過ごせるよう積極的に介入させていただきます。

診療実績

疾患別の治療・手術・検査実績(件)

  

 

2022年度
2023年度
2024年度
入院リハビリ新規患者

脳梗塞

誤嚥性肺炎

脊椎術後

大腿骨頚部骨折

脳出血

悪性腫瘍術後

圧迫骨折

TKA術後

その他

嚥下内視鏡検査

470

225

302

288

125

124

141

91

2,102

586

432

295

294

267

114

129

177

84

2,317

637

415

353

328

277

108

157

138

87

2,449

634

外来リハビリ新規患者

上肢骨折

言語発達障害

下肢骨折

精神運動発達

その他

152

79

51

24

559

157

84

46

47

711

205

66

72

38

801

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医師紹介

 
氏名
役職
出身大学
医師免許取得年
主な専門領域
指導医・専門医・認定医など

小口 和代

院長補佐(豊田会リハ担当)
リハビリテーション科部長

名古屋大学

1991年

嚥下障害、
脳神経疾患のリハビリテーション

・日本リハビリテーション医学会
 指導医、リハビリテーション科専門医、認定臨床医、代議員
・日本摂食・嚥下リハビリテーション学会
 認定士
・臨床研修指導医

大高 恵莉

リハビリテーション科医長

慶應義塾大学

2009年

 

・日本リハビリテーション医学会
 指導医、リハビリテーション科専門医
・日本臨床神経生理学会
 筋電図・神経伝達分野専門医

竹尾 淳美

リハビリテーション科医員

山口大学

2016年

   

中村 一輝

リハビリテーション科医員

聖マリアンナ医科大学

2022年

   

八木 友里

リハビリテーション科医師

名古屋市立大学

2003年

 

・日本リハビリテーション医学会
 指導医、リハビリテーション科専門医

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